梅雨や夏場はドライキャットフードに切り替えよう

ボウルから水をきちんと飲んでくれる子なら、梅雨や夏場は傷みやすいウェットフードより、傷みにくいドライフードの方が安心して与えられます。

梅雨や夏場にドライキャットを与える場合は、以下のような点に注意して与えましょう。

水分をきちんと摂っているか、チェックしよう!

劣化が少なく安心して与えられるドライフードですが、唯一の欠点が水分含有量が少ないという点です。
猫は一日に最低でも1kgあたり50ml以下の水分をとることが勧められています。
そのためドライフードを与える場合は水分をきちんと摂取しているか、確認する必要があります。

猫の飲水量をチェックする簡単な方法は、飲水量をチェックできる目盛り付きの水飲みボウルを用意することです。
また、一日に与える量を決めておき、飲み残した水の量をカップで計測して差し引きして調べる方法もあります。

もしも飲水量が少ないなら、一回で完食できる量のウェットフードをトッピングとして混ぜたり、ドライフードを水やスープでふやかして与えたりして(こちらも梅雨時や夏場は完食できる量を与えるのが原則です)、水分をフードからとらせるようにしてみましょう。

梅雨・夏場はドライフードの保存に注意

湿度が高い日はフードが湿気を吸いこんでしまい、カビや微生物を繁殖させる原因になることがあります。
梅雨や夏場はもちろんですが、ドライフードは一度開封すると劣化が進みやすくなるため、開封したら必ず密閉容器に入れ涼しく日の当たらない場所で保管するようにしましょう。

また、特にフードの劣化が心配な梅雨や夏場は、フードの保管容器に乾燥材を入れておいたり、なるべく空気に触れる面積を少なくしたりすることが重要です。
密閉容器に入れるのはもちろん、空気を抜いて保管できる厚手のフードバッグ(フリーザーバッグ)に入れておくのもよいでしょう。

食べ残しは捨てて、フード容器は必ず洗う

梅雨や夏場だけでなく通年言えることですが、フードの食べ残しはそのままにせず捨てて、容器は毎食後洗って乾燥してから使用しましょう。

食べ残しや容器についたフードの残りかすは、フードの酸化や微生物の繁殖を進める原因になります。
また、劣化したフードは猫の食いつきの悪さにもつながります。
一定の食いつきをキープする意味でも、フードは毎食入れ替えて容器はきれいに洗浄しましょう。

ちなみに梅雨や夏場に置き餌をする場合は、一日に与える量を置きっぱなしにするのではなく、一日の給餌量を少量に分けてこまめに交換するのがお勧めです。
自動給餌器を使う場合は、少量を一日複数回に分けて与えられるものを選びましょう。

また自動給餌器は同じボウルにフードを給餌し続けるものではなく、トレーの回転とシャッターの開閉で一食分ずつフードを給餌できるものもあります。
一食分ずつの方が、新鮮なフードとボウルを同時に用意してあげやすくなります。
自動給餌器を梅雨や夏場に利用する場合は、衛生面にも注意してあげましょう。

少量小分けパックのドライフードなら、梅雨や夏場も便利で安心

一食分ずつを包装してある少量小分けパックのドライフードなら、開封後に容器へ入れ替える手間もなく簡単にフードを与えることができます。
梅雨や夏場、フードの劣化が心配なら、いつでも開けたてで新鮮なフードが与えられる少量小分けパックのものを選びましょう。

梅雨や夏場はフードの傷みが早く、日持ちがするドライフードとはいえ安心はできません。
また、ウェットフードの場合はさらに傷みが早いため、水をきちんと飲んでくれる子なら夏場はウェットフードよりもドライフードを選ぶのが安心です。
暑くてジメジメした季節は、ぜひ与え方や保存方法を工夫しながら、安心できるフードを猫に与えるようにしてみてください。
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