食の細い猫にはどんなキャットフードがいいのか

好きなフードでないと見向きもしてくれない子や、むら食い傾向のある子、決まった場所・時間に与えないとフードを食べてくれない子など、猫には一回でガツガツとフードを食べてくれない子がいます。
そんな食の細い猫にはどんなフードがいいのかをご紹介します。

まずは猫をしっかり観察してみよう

食が細い猫に適したフードを選ぶ場合、まず欠かせないのが猫の観察です。
好きなフードではないと見向きもしてくれない猫は、フードの匂いや食感、フードに含まれている水分量などにこだわりがある可能性があります。
もしくは警戒心が強いせいで、フードの味や匂いが変わると「食べたら危険だ」と判断しているのかもしれません。

また、むら食い傾向のある子なら、運動をあまりしないせいでお腹が空きにくくなっていたり、または野生で狩りをしていた頃の名残が強く残っていたりするせいで食べたい時にしか食べられなかったりするのかもしれません。
もしくは体調不良や疾患、加齢による消化不良のせいで、食欲を失っている可能性もあります。

さらに決まった場所・決まった時間でないと食べない子なら、フードそのものの問題より、フードを与える場所や時間に問題がある可能性があります。

愛猫がどのタイプかをまずは観察してみて、それに合ったフードを選びましょう。
また食の細さが体調不良や各種疾患、加齢による消化不良などが原因だと思われる場合は動物病院で健康チェックを受け、それからフードを探すのがお勧めです。

美食家で食の細い猫に

美食家で食の細い猫の場合、「食べないようにすると、もっといいいものがもらえる」と覚えてしまっている可能性があります。
その場合、合うフードを探すよりも「完食しないとごほうびがもらえない」と、新しい習慣を上書きしてしまった方がうまく食べてもらえる場合があります。
まずは完食を目指して同じフードを続けてみて、ある程度食べ終わったら猫の大好物を与えて「完食するといいことがある」と覚えさせてみましょう。

警戒心が強くて食が細い猫なら

フードを変えると全く食べてくれなくなる猫なら、新しいフードを試す時にまずは手から与えてみる方法があります。
飼い主さんの手に嫌な思い出やトラウマがないなら、新しいフードでも「食べても大丈夫なもの」だと信用してくれることがあります。
まずは猫の好物を手から与えるところから始めてみて、それから新しいフードを手から与え、徐々にお皿からも食べられるようにしてみてください。

お腹がすきにくく、食が細い子なら

空腹にならないせいで食が細い子なら、運動時間を増やして空腹にさせる方法か、腹持ちのいいドライフードから消化の良いウェットフードに切り替える方法があります。
どちらの方法が良いかは飼い主さんの生活の仕方によっても異なるため(ウェットフードは出してから20分を目安に完食させるのが理想です)、猫と飼い主さんに合ったものを取り入れてみましょう。

いずれの場合にしても猫の食の細さには、体調不良や疾患、加齢が影響している可能性も否定できないため、まずは動物病院で健康チェックを受けておくことがお勧めです。
また何の問題もなく健康体であったとしても、獣医師から食事についてアドバイスを受けることができます。

猫の食が細い時は、なんとなく気が乗らないだけなのか、それとも何か深い理由があるのか、ぜひよく観察してみて対処法を考えるようにしてみましょう。
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