子猫用キャットフードから成猫用キャットフードにはいつ変えればよいか

大半のキャットフードメーカーは、子猫が一歳を迎えたら子猫用から成猫用キャットフードに切り替えることを推奨しています。
そこで、成猫用キャットフードに切り替える時期が近づいてきたら、どのようにして切り替えればいいか、また子猫用と成猫用のフードではどのような違いがあるかについてご紹介します。

一歳を迎えたら、成猫用のフードに切り替えよう

子猫が一歳を迎えたら成猫用のフードを用意して、フードメーカーが推奨する量や回数を参考にしながら、徐々に成猫用フードに切り替えていきます。
切り替えにかける期間の目安はおよそ一週間から10日です。
子猫用フードに少しずつ成猫用のフードを混ぜ、徐々に成猫用フードの割合を多めにしていきます。

成猫用フードに切り替える時は、そのフードが猫の体調や体質と合わない場合もあるため、切り替え前にサンプルを複数種類取り寄せておくのがお勧めです。
猫の食いつき方や体調の変化の有無などを確かめてから本格的に切り替えていきましょう。
また同じメーカーのフードでも、成猫用になると食いつき方が変わることがあるため、猫と相性がいいものを選んで切り替えましょう。

子猫用と成猫用フードの違いについて

1歳を迎えるまでの子猫は、穏やかではありますが成長を続けています。
そのため子猫用フードはグラム当たりの栄養密度が高く、またカロリーも高めに設計されています。
一方、成猫用フードは成長期を終えた猫が、健康な体を維持するためのフード設計になっています。

例えば子猫用フードは高タンパク質・高脂質でグラム当たりのカロリーも高い傾向にありますが、成猫用ではそれらが控えめになります。
またそれに合わせて穀類や食物繊維の使用割合が成猫用フードでは増えていきます。

穀類や食物繊維の量が増えるとお腹がゆるくなったり、逆に便秘気味になったりすることもあるため、フードを切り替えた際は排泄物が今まで通りきちんと出せているかも観察してあげましょう。

一歳を過ぎたら肥満と毛玉ケアに注意してあげよう

一歳を過ぎると成長スピードがゆるやかになり、体格や体重も安定してきます。
そのため子猫の頃のようにたくさん食べさせていると肥満が気になってきたり、また体が大きくなった分換毛期に抜ける毛の量も増え、毛玉ケアにより注意を払ったりする必要が出てきます。
特に、不妊手術を行った猫は肥満になりやすい傾向があるため、体重が増えすぎていないか定期的にチェックが必要です。

肥満に注意してあげるには成長がひと段落した一歳の頃の体重を記録し、そこからどの位体重が増えたかを観察します。
二歳までに約15%程度体重が増える分には問題がないですが、それよりも体重が増えた・または減ったり、また数カ月の短い期間で一気に体重が増えたりした時は肥満や体調不良の恐れがあるため、動物病院で健康チェックを受けるようにしましょう。

また換毛期を迎えたら、いつもよりも少し食物繊維量の多いフードを試して毛玉を排出しやすくしてあげたり、こまめにブラッシングを行いしてあげたりして毛の飲み込む量を減らしてあげたりすることが大事です。

一歳を目安にフードを切り替えるにあたって、いつものフードと変わることで猫の食いつきが悪くなってしまったり、また便秘や下痢など排泄物に変化が見られたりする場合もあります。
猫との相性が良くないフードを与え続けると体調不良を招くことがあるため、フードを切り替えたら猫の体調や体重の変化をしっかり観察してあげましょう。
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