国産キャットフードの特徴

ペットフードに記載されている原産国は、ペットフードの最終加工工程を行った国という意味の表示です。
最終加工工程はフードの種類によっても異なり、具体的には下記のような工程を行った国が原産国として表示ができるようになっています。

・ドライフード→押し出し成型(エクストルーダーと呼ばれる機械を使って、フードを成型)する工程

・ウェットフード→レトルト商品を殺菌する工程

またそれ以外のペットフードの場合でも、フードに実質的な変更をもたらす最後の工程を行った国が原産国として表示されるようになっています。

国産キャットフードはフード作りの最終工程である、押し出し成型を行った国だという意味になり、原材料全てが国産かどうかはフードによって異なるため注意しましょう。

ちなみに原材料全てが国産だった場合のキャットフードには、以下のような特徴があります。

トレーサビリティが確保されている

ペットフードには様々な原材料が使用されており、中には加工食品の製造途中で出る副産物や家畜用の飼料を利用しているものも多くあります。

人間用の食材をそのままペットフードに利用している場合、トレーサビリティシステムが多くのケースで確保されているため、何かあった場合でも原材料まで遡って比較的容易に原因を追究しやすくなっています。

一方で副産物や家畜飼料を利用している場合、様々な国の様々な産地から集めた原材料が混ざっている可能性もあり、何かあった時の原因が追究しにくいというデメリットがあります。

国産のキャットフードならトレーサビリティが完全に確保されているという訳ではないため注意が必要ですが、ヒューマングレードの国産食材をペットフードに使用している場合は、人間用の食品と同様のトレーサビリティが確保されているため何かあった時にも安心できます。

製造メーカーに直接問い合わせしやすい

輸入のペットフードの場合、フードに対する消費者への問い合わせ窓口はフード販売代理店が行っているケースが多いですが、国産キャットフードの場合は製造メーカー自らが窓口になっていることも多く、直接製造メーカーへフードについて問い合わせしやすいというメリットがあります。
また製造メーカーのホームページから日本語で商品説明や食の安全・衛生への企業努力なども確認できるため、フードについての情報が得やすいというメリットもあります。

たくさんの原材料を使用することが多いキャットフードだからこそ、ひとつひとつの食材の安全性が確かなフードを選ぶのがお勧めです。
一般的に情報量の多さは海外フードより国産フードの方が多いため、何かあった時のための対策は十分に整っているか、どの産地の原材料を使用しているかなど確認し、より安心できるメーカーからフードを購入するようにしましょう。
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