ドライキャットフードとウェットキャットフードではどちらが良いのか

主食として総合栄養食を与える時に、悩みやすいのがドライフードを与えるか、それともウェットフードを与えるかという問題です。
ドライフードにはドライフードのメリットとデメリットがあり、ウェットフードもまた同様です。
この2つのフードの間で迷った時に何を基準にして選べばいいのか、その判断基準についてはぜひ以下を参考にしてみてください。

愛猫は水をよく飲む? YES→ドライフード、NO→ウェットフード

猫には目安として1kgあたり50ml以下の水分が必要とされていますが、この必要量を十分賄えるほど毎日水をよく飲んでいるかどうかが、ドライフードとウェットフードで迷った時のひとつの判断材料になります。
フード以外から水分をしっかりとれる猫なら、保管しやすく総合栄養食として販売されているものが多いドライフードから主食を選ぶと便利です。
一方、水をあまり飲んでくれない猫の場合はフードから水分をとらせる必要があるため、ウェットフードの総合栄養食の中から主食を選ぶのがお勧めです。
また、ウェットフードはおやつとして与えたりドライフードへトッピングをすることが目的の一般食が多く存在します。
これを毎日主食として与え続けると栄養が不足するので、購入の際は総合栄養食であるかどうかの確認を怠らないようにしましょう。

猫の水の飲み方をチェックして、ドライかウェットかを選んでみましょう。

愛猫にお留守番させることが多い? YES→ドライフード、NO→どちらでもOK

ドライフードはお皿に入れた後でも劣化が少ないのに対し、ウェットフードはお皿に入れた後の劣化が早いという特徴があります。
特に夏場はウェットフードを放置したままにするとあっという間に傷んでしまい、猫の健康を損ねる恐れもあります。
愛猫に留守番させることが多い方や置き餌を与えている方は、なるべく劣化が少ないドライフードから主食を選びましょう。

逆にいつも猫と一緒にいられる場合でもドライフードを与えるのはもちろんいいですが、猫の食いつきがよくフードから水分がとれるウェットフードの総合栄養食を主食に選んでみるのもお勧めです。
ウェットフードを選ぶ場合、なるべく傷んだフードを与えないために目安として20分程度で完食できるものを選びましょう。

色々なフードを食べさせてみたい? YES→ドライフード、NO→どちらでもOK

愛猫の体調管理のひとつとして食餌を考えることは重要です。
そのため普段の健康管理に最適なフードを選ぶなら、なるべく種類が多いドライフードの中から選ぶのがお勧めです。

ドライフードはほぼすべての商品が総合栄養食であり、様々なメーカーが猫種や猫の体調に合わせて様々なフードを製造・販売しています。
一方、ウェットフードはトッピング用として使用する一般食がメインです。
猫の状態に合わせて最適な栄養がとれるフードを主食に選ぶなら、なるべくバラエティ豊富なドライフードから選ぶのがお勧めです。

今の猫にはダイエットが必要? YES→ウェットフード、NO→どちらでもOK

肥満防止のために低カロリーに仕上げられたドライフードも多くありますが、一般的に栄養密度の高いドライフードよりは水分を多く含んだウェットフードの方が、カロリーが低い傾向にあります。
そのため今の猫が肥満気味でダイエットが必要なら、ウェットフードの中から主食を選ぶのがお勧めです。
もしもカリカリしか食べない猫なら、肥満予防のために作られたドライフードから猫に合ったものを選びましょう。

食欲旺盛でフードをたくさんねだる? YES→ウェットフード、NO→どちらでもOK

食欲旺盛でフードをたくさんねだる子の場合、グラム当たりのカロリーが低く、量をたくさん与えられるウェットフードがお勧めです。
ただし腹持ちの良さではウェットフードよりドライフードの方が優れています。
一度の食事で満足できる子なのか、それとも度々食事をねだる子なのかでドライとウェットのどちらがいいかはまた変わってきますが、「食事が足りない!」という要求が多い子には食事量が増えるウェットフードを試してみましょう。

ドライフードもウェットフードもそれぞれにいいところがあり、悪いところもあります。
ぜひ愛猫の体調や愛猫との暮らし方をよく見直し観察してみて、愛猫のために一番いいと感じるフードを与えてみてください。
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