キャットフードを選ぶときはカロリーもチェックする

去勢・避妊後や普段寝てばかりで大人しい猫などは、活発な猫に与えるフードよりもカロリー控えめに設計されたフードの方が体質に合う場合があります。
逆に食が細くて量をたくさん食べられない猫の場合、少量でもカロリーがとれる高カロリーなフードがおすすめです。

猫の体質や体調、ライフスタイルによってフードに含まれるカロリーの考え方は異なります。
ぜひキャットフードを選ぶ時は、カロリーもチェックするようにしてみてください!

カロリーが高いフードを探しているなら

カロリーが高いフードを探しているなら、ウェットフードよりはドライフードから探した方が見つけやすいでしょう。
ドライフードは水分含有量の高いウェットフードよりカロリーが高く、栄養密度も濃く作られているためです。
また普段からドライフードを主食として与えていて、さらにカロリーを補給させたい場合はカロリー補給用の栄養補助食をトッピング、もしくはおやつとして与える方法があります。

カロリーが低いフードを探しているなら

カロリーが低いフード(主食)を探している場合は、ウェットフードの総合栄養食タイプから選ぶと良いでしょう。
ただしウェットフードは総合栄養食よりも、トッピングやおやつとして与える一般食が多いため種類が少ないケースがあります。
ドライフードの中には肥満予防や体重管理用のフードとして、カロリーを控えめに設計しているフードもあります。
極端にカロリーを減らす必要がない場合には、上記のような肥満猫用・体重管理用のカロリー控えめなドライフードを探してみましょう。

猫にとって必要な目安カロリーの計算方法

猫にとって必要な目安カロリーは、以下の計算方法で知ることができます。

(生後10週齢)
体重(kg)×250=一日に必要なカロリー(kcal)

(生後20週齢)
体重×130=一日に必要なカロリー

(生後30週齢)
体重×100=一日に必要なカロリー

(生後40~50週齢で活発な猫)
体重×80=一日に必要なカロリー

(生後40~50週齢で大人しい猫)
体重×70=一日に必要なカロリー

その他去勢・避妊手術をした猫やすでに肥満気味な猫、高齢・療養中の猫などの場合では必要なカロリー量が異なります。
特別なカロリー・コントロールの必要がある猫の場合は、まずは動物病院で診断を受けてフードの選び方について相談を受けてみるようにしましょう。

フード一食の目安カロリー計算方法

キャットフードのパッケージには、100グラム当たりのカロリーが表示されていることがあります。
猫に適正なカロリーを摂取させる意味でも、キャットフードを選ぶ時はカロリー表示があるもの中から選ぶのがお勧めです。

例えば購入予定のフードが100g当たり400kcalのフードで、体重3kgの猫に一日50gの給与を推奨しているフードの場合、一日に与えられるカロリーは400kcal×0.5=一日当たり200kcal与えられる計算になります。

この猫が生後40~50週齢で活発な猫なら、一日に必要な目安カロリーは3kg×80=240kcalです。
また生後40~50週齢で大人しい猫なら、一日に必要な目安カロリーは3kg×70=210kcalです。
さらにこの猫が避妊・去勢済なら肥満予防のために、上記カロリーより低いカロリー摂取を求められることがあります。

カロリーが足りない場合は一般食として販売されているウェットフードをトッピングして補給したり、逆にカロリーが多い場合は与える量を少し減らしたり、フードの切り替えを検討したりしてみましょう。

現在の猫の体調や体質がどのような状態か、ライフステージがどの段階かによって、与える適正なカロリーが変わってきます。
キャットフードを購入する際は自分の猫に必要なカロリーを計算して、ぜひフード選びの参考にしてみてください。
またカロリー・コントロールが必要だと思われる場合は、適正なカロリーを与えられるフードについて動物病院へ相談してみましょう。
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