キャットフードを切らしたときに何をあげればいいか

うっかりキャットフードを買い忘れ、切らしてしまった時はフードの代わりになる緊急用ご飯の作り方を知っておくと、いざという時に助かります。
またこの緊急用ご飯は突然フードを食べてくれなくなった時に、猫の食欲をあげるトッピングに使うこともできます。

猫には猫に必要な栄養素があるため、毎日の食事に手作りご飯を与えたい時は専門家によるサポートが必要ですが、一時的にあげるだけなら手作りご飯でも問題なく与えられます。
緊急用ご飯の作り方、ぜひ覚えてみてください。

まずは肉か魚を準備しよう

猫は肉食動物なので、タンパク質が豊富な肉もしくは魚が家にあればそれだけでフード代わりになります。
肉類は、食中毒を避けるため必ず加熱調理をしてから与えるようにしましょう。
また、肉や魚の脂肪の多い部分を与えるとお腹を壊してしまう可能性があるため、初めて手作りのものを与える時は、脂身の少ない部位を選ぶか、余分な脂を落としてから与えましょう。

手作り食を与える場合、最初は消化に慣れていないことがあるため、硬い肉は細かく切ったり割いたりして与えるようにします。
すでに調理してある肉や魚の缶詰が家にあれば、それもフード代わりになります。
塩分が強すぎないか、猫に与えない方がいい添加物や食材などが入っていないか、しっかり確認してから与えるようにしましょう。

野菜は使ったほうがいい?

手作り食を毎日与える場合は野菜や穀類なども上手に活用して、栄養バランスのとれた食事を与える必要がありますが、猫は肉食なので野菜や穀類の使用はご飯全体の1~3割程度にとどめることが多いようです。

野菜には猫にとって有害な成分を含むものもあり、穀類は猫にとって消化が苦手な食べ物でもあるため、緊急用ご飯として一食だけ手作りご飯を与える場合は無理して使用しなくても大丈夫です。

もしも野菜を使用する場合は、猫にとって有害な成分が含まれているアブラナ科の野菜、ナス科の野菜、ほうれん草は避け、それ以外の野菜をゆでて細かくすりつぶす、もしくはみじん切りにしたものを少量だけ与えてみましょう。

アブラナ科の野菜……キャベツ、ブロッコリー、水菜、チンゲン菜、かぶ、大根、わさびなど
ナス科の野菜……トマト、なす、じゃがいも、唐辛子など

穀類の使用はどの位?

穀類は米ならお粥状にするなど、なるべく消化しやすい形でとらせ、野菜のおよそ半分程度の使用にとどめます。

ちなみに上記野菜を含め、穀類も無理して与える必要はなく、また食べさせたからといってすぐ体に異常が出る訳でもありません。
少量だけにとどめたり、調理したりすれば問題ないものもあります。

ちなみに手作りご飯で野菜や穀類を使う場合は、猫に必要な栄養を補うため、また適した調理法で与えるために特別な知識が必要になります。
毎食手作りご飯で野菜や穀類を与える場合は、専門家のサポートの元で与えるようにしましょう。

緊急用ご飯はフードを切らした時用のご飯として役立ちますが、フードを主食として食べ続けていた猫は、それが食べ物だと認識してくれないこともあります。
また消化がうまくできずにお腹を壊してしまうこともあります。

ただし体に合えば水分を多く補給でき、猫の食欲をあげてくれ、食材本来の栄養をそのままの形で与えることもできるのが手作りご飯の特徴です。
フードを切らさないよう準備しておくのと同時に、困った時のためにぜひ緊急用ご飯の作り方も覚えておきましょう。
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