ウェットキャットフードの与え方

ウェットキャットフードは水分が多く傷みが早いため、ドライフードのように置き餌としては使えません。
その他にもウェットフードを猫に与える場合は、いくつか気を付けておきたいことがあります。
ウェットフードを猫に与える時は、下記の点に注意しながら与えましょう。

ウェットフードに記載されている回数・量を参考に与えよう

ウェットフードの総合栄養食を主食として与える場合は、フードに記載されている一日の食餌量・回数を参考にして猫に与えます。

またトッピングとしてウェットフードを与える場合は、猫に必要な一日のカロリーを計算して与える量を調整します。
健康な成猫に必要なカロリーは年齢や活動の多さ、成長ステージによっても異なりますが、大まかな目安としては健康な成猫1kgあたり約70~80kcalとされています。
猫に必要なカロリーを計算してドライフードの量を調整し、与えても問題ない量をトッピングとして与えてみましょう。

またドライフードの量を調整する際は、主食の量を大きく減らすと栄養バランスに偏りが出る恐れがあります。
トッピングにウェットフードを与える場合は主食に加えても問題のない低カロリーのものを選んだり、トッピングの量を控えめにしたりして工夫しましょう。

フードを与えたら、食べ方を観察しよう

ペースト状でない、素材そのままのウェットフードを与える場合は猫の好みを観察することができます。
今後食いつきが悪くなったり、またむら食いが多くなってきたりした時に、この観察結果が多いに役立つことがあります。
ぜひ猫がどの食材から(またはスープから)順番に食べるか、何を残しがちで何をよく食べるかしっかり観察してメモを取っておきましょう。

また、ウェットフードを傷まない状態で食べさせるには、20分程度で完食できるかを観察することも大事です。
もしも一定の時間内に食べきれないようであれば、より猫の嗜好・体質・食事の癖に合う他のフードへの変更を検討してみましょう。

開封後はなるべく早めに使い切る

ウェットフードは開封後の劣化スピードが早く、開封後は風味や香りがどんどん失われていきます。
そのため一回の食事で与え切れる少量・小分けタイプのフードを選ぶか、食べきれなかった分は早めに密閉容器に入れて冷蔵庫へ保管しておくことが大事です。

レトルト・パウチのウェットフードを冷蔵庫で保存する場合は密閉容器に入れるか、開封済の菓子袋や乾物袋が閉じられる袋止めクリップを利用したり、100円均一のお店で販売されているシーラー機などを利用したりして袋ごと保存する方法があります。

また缶詰の場合、種類によっては開封後の時間経過で缶詰の容器に使われている金属が中に解けだすものがあります。
そのため缶詰を冷蔵庫で保存する場合は缶詰から中身を取り出し、別の容器で保存すること、また開封したあとは適切な保存方法を行っても2~3日で使い切るのがお勧めです。

ウェットフードは、猫の食欲を取り戻したい時や水分を食事から与えたい時に大変重宝するフードです。
ぜひ与え方をもう一度おさらいして、日々の食事にウェットフードを取り入れてみましょう!
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