キャットフードはどれぐらいの温度であげるのがいいのか

ドライフードは常温保管が原則なので、そのまま与える場合は適温で猫に食事を与えられます。
一方ウェットフードは開封後、冷蔵庫保管が原則です。
そのため開封後にフードを与える場合は温める、冷ますなど工夫が必要になります。

猫に温めたウェットフードを与える場合は、猫の体温(38~40度程度)に近い温度で与えるのがお勧めです。
熱すぎるフードは火傷する危険があり、猫がフードを危険なものと覚えてしまう可能性があるため避けましょう。
またうっかりフードを温めすぎてしまった場合は10~20分間冷ましてから与えるようにしましょう。

ちなみにフードを温めすぎると栄養素が壊れたりフードが変質したりする恐れがあります。
また体温に近い温度は菌が増殖しやすい温度でもあるため、一食分だけ温めて、完食させえること(むら食いさせないこと)が原則です。
ドライフードを水やお湯でふやかす場合も同様です。
ドライフードは水分を加えると劣化するスピードが早くなるため、ウェットを温める場合でも、ドライを温めてふやかす場合でも必ず一食分ずつ、与える分だけ適度に温めるようにしましょう。

ウェットフードを温めて与える場合、以下のような方法があるため参考にしてみてください。

レンジで温める

ウェットフードの温め方で最もよく行われているのがこの方法です。
温める時間は季節やフードの量によっても変わりますが、ウェットフードをレンジ対応の容器に移し替え、数秒~20秒程度、猫の体温程度に温まったところで与えます。

この方法なら忙しい日でも手早くウェットフードを温められますが、前述した通り加熱しすぎると添加されているビタミンがフードに壊れてしまうことがあるため温めすぎに注意しましょう。

ペット用フードクッカーを使う

最近では自動で猫の体温程度までウェットフードを温めてくれる、便利なペット用フードクッカーも販売されています。
ペット用フードクッカーはウェットフードをそのまま入れておくだけで簡単に温められ、高温で加熱しすぎる心配がありません。
加熱調理でフードに含まれる栄養素が壊れないかと、心配な場合にお勧めです。

湯せんする

猫の体温程度にまで冷ましたお湯でウェットフードを湯せんし、与える方法もあります。
こちらも高温加熱で栄養素が壊れる心配が少ないため、安心して温められます。

ドライフードをふやかして温める

ドライフードを温める場合は、一般的にお湯またはぬるま湯でふやかして与える方法が中心です。
温めたお湯でフードをふやかす場合は、猫の体温程度まで冷ましてから与えます。
またドライフードを温めて猫の食いつきを良くしたい場合は、お湯ではなく肉のゆで汁や塩分抜きのスープでふやかす方法もあります。

温めるとフードの香りがよく立ち、いい香りにつられて猫の食いつきが良くなることがあります。
猫の食欲をあげたい時やいつものフードに猫が飽きてしまった時などは、ぜひフードを温めるなど工夫をして、与えるようにしてみてください。
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