キャットフードの味(魚)

キャットフードのメインの食材として利用されることが多く、猫の食いつきが良いのが魚味のキャットフードです。
ただしフードに魚肉を利用したものもあれば、パウダーやエキスで魚の風味やうま味をより感じられるようにしたフードもあり、同じ魚味でも猫の食いつき方が変わってくることもあります。

魚味のフードには、以下のようなものがあります。

複数種類の魚をブレンドしたもの

かつお、まぐろ、白身魚、あじなど複数種類の魚をブレンドしたフードでは「おさかな味」「シーフード味」「おさかなミックス」などの名前で販売されていることがあります。
人間も食用にしている魚肉部分のみを使用したものもあれば、骨や内臓までの全ての部位をミール状に粉砕したものを使用している場合もあります。
また魚の加工食品製造途中で出る副産物をエキス状やパウダー状にして、フードに利用しているものもあります。

同じ魚でも使用する魚や部位、また加工方法によって含まれている栄養素は異なり、猫の食いつき方が変わってくることがあります。
そのため、それぞれの魚、部位や加工によって含まれる栄養の違いについてもチェックして猫に合うものを選ぶようにしてみましょう。

魚肉のみを使用したもの

ウェットフードでは魚肉のみを使用したフードが多く販売されています。
ただし魚肉のみでは猫にとって必須の栄養素を全てとることはできないため、主におやつやフードのトッピングなどに使用する一般食として販売されています。

水分含有量が多く、風味やうま味も強いため猫の食いつきが良くなるフードです。
また夏場の水分補給用にも適しているため、普段のフードだけでは食いつきが悪くなった時や水分補給用に猫が気に入るのものを見つけておきましょう。

乾燥した小魚やかつお節、まぐろ節などを使用したもの

フードのトッピングやまた食材のひとつとして、乾燥した小魚やかつお節、まぐろ節などを利用したフードもあります。
小魚はカルシウムを始めとしたミネラルが豊富に含まれている食材として知られています。
またかつお節やまぐろ節などはスープの出汁や調味料としてよく使われる、うまみ成分の多い食材です。
猫に必要なミネラルの補給源でもあり、猫の食いつきを良くしてくれる材料でもあります。

白身魚のみを使用したもの

脂質が少なく高タンパクな白身魚のみを使用しているフードもあります。
DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は赤身魚の方が多い傾向がありますが、白身魚は脂質が少なく低カロリーで、またタンパク質が多くうま味成分が強いという傾向もあります。

白身魚は脂質が少なく高タンパク質なので、主にダイエット中の猫や避妊・去勢後のカロリーコントロールが必要な猫のための食材として選ばれることがあります。

魚味のフードはキャットフードの中でも最も種類が多く、魚のみを使用したものもあれば、肉とブレンドしたもの、魚の中でもある種類にこだわっているものなどバラエティが豊富です。
どの種類のフードを選ぶかによって猫の食いつき方も、また得られる栄養素も異なるため、それぞれの魚の種類や部位ごとの栄養、また猫の食いつき方をチェックしてみて、より猫に合っていると思われるフードをぜひ探してみてください!
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