ウェットキャットフードの選び方

ウェットキャットフードは様々な種類が販売されており、どれが猫に一番いいのか悩むことが多いフードです。
選び方に迷ったら、ぜひ以下を参考にして選んでみてください。

主食なら総合栄養食、トッピングなら一般食

ウェットフードはドライフードに比べて、総合栄養食として販売されている商品が少ないフードです。
そのため主食として選ぶなら、まずは総合栄養食と表記のあるウェットフードを探すことが第一優先になります。
トッピングとして総合栄養食のウェットフードを与えても問題ありませんが、数・種類が多い一般食から選んだ方が選択肢の幅が広がります。

食費を計算し、無理のないものを選ぶ

ウェットフードはドライフードに比べてかかる費用が高く、1ヵ月の食事を全てウェットフード(総合栄養食)でまかなう場合、食費がかさんでしまうことがあります。
フードのパッケージには1日当たりの給餌量が記載されているため、その給餌量を単純計算で30日換算し、(1個当たりの価格)×(30日換算の給餌量)で食費を計算してみましょう。
もし食費がかさむようであれば、主食をドライフードにしてウェットフードはトッピングに利用するという方法もあります。

猫に味見をしてもらって選ぶ

飼い主さんがいいと思うウェットフードと、猫が好むウェットフードは残念ながら異なることがあります。
そのため継続的に与えるフードを選ぶなら、猫に味見させて食いつき方を見てから選んだ方が無駄な出費を防げる場合があります。

折角まとめ買いしても猫が全く食いついてくれないことがあるため、まずは少量買いし猫の舌に合うかどうか確認してみましょう。
またその際、劣化したフードを食べさせないためにも、20分程度で猫が完食できる量かどうか確認しておくと良いでしょう。

包装の仕方で選ぶ

ウェットフードには缶詰入り、レトルト・パウチ入り、アルミトレイ入りもしくはプラスチック容器入りのものがあります。
それぞれの容器によって賞味期限は下記の通り異なることがあります。

(賞味期限の目安)
缶詰……約3年
レトルト・パウチ入り、もしくはアルミトレイ・プラスチック容器入り……約1~2年

缶詰は長期保存ができるためまとめ買いしやすく、比較的安価で購入できるメリットがあります。
またそれ以外の容器は少量を小分けにパックされているものが多く、保管にスペースがいらないこと、また買い置きをしないことで都度猫の好みに応じてフードが切り替えられることなどのメリットがあります。

年齢や成長ステージ、体質に合ったものを選ぶ

ウェットフードもドライフードと同じように、年齢や成長ステージ、猫の体質に合わせて栄養バランスを調整したり食材を選んだりして作られたものが多くあります。
子猫や老齢猫なら特に、成長ステージに合わせたウェットフードを選ぶのが大切です。
また猫の肥満が気になる時、逆に食欲がなく少量で高カロリー・高い栄養をとらせたい時にも目的にそったフードを選ぶと安心です。

原材料表示を見て選ぶ

ペットフードの原材料表示は、使われている食材が多いものから順に表示されています。
タンパク質源となる肉や魚が多く使われているものを選びたいなら、原材料表示の先頭にタンパク質源となる食材が表記されているものを選びましょう。

また、素材そのものに近い食材が使われているフードを選びたい時は、原材料表示の欄に聞き慣れない名前が記載されているものではなく、よく聞く名前(魚ならまぐろ、かつおなど。
肉類ならチキンやポークなど)が記載されているものを選びます。
同時に食品添加物に何が使われているかも確認し、より安心して与えられるものを選ぶのがお勧めです。

飼い主さん自身がいいと思っても、実際に与えると猫の食いつきが悪かったり、また開封後の保存期間が短いことから与え方に戸惑ったりすることが多いウェットフード。
ぜひ猫の舌や体質に合うもの、飼い主さん自身の生活スタイルにより合うウェットフードを選びましょう。
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