キャットフードを使った簡単レシピ

色んな食材を日々食事で取り入れる人間から見ると、キャットフードばかり食べ続ける猫の栄養面や健康面が、つい心配になってしまうという飼い主さんも多いと思います。
特にむら食いや少食気味など、食べ方や食べる量が安定しない猫の場合、キャットフードオンリーの食事を見直したくなることも多いのではないでしょうか。

そこでキャットフードを手作りご飯風に、少しアレンジしてみる方法をご紹介します。

今のフードを好んでよく食べているなら、そのまま続けるのが一番ですが、飲み水をあまり飲んでくれない時や猫の食いつきを安定させたい時などはアレンジが効果的な場合もあります。
長期的に手作り食を続ける場合は専門家のサポートが必要ですが、今の食事の方向性を少し見直したい時には、こんな方法もぜひ参考にしてみてください。

猫のためのスープのレシピ

ふやかしたフードにあまり抵抗のない猫なら、スープでフードをアレンジする方法があります。
食材からだしをとったスープは香りが良いため、猫の食いつきが良くなることがあります。
温めたスープをフードにかけてふやかし、猫の体温程度(38~40度程度)に冷めるまで待って与えてみましょう。

(魚のスープ)
材料……マグロやカツオなど、フードによく使われている魚を適量、水

・作り方
1.鍋でお湯をわかし、マグロやカツオなどの魚をゆでます。
2.魚に火が通り、いい香りがしてきたら中身を取り出してスープだけフードにかけます。

(肉のスープ)
材料や作り方は上記の魚を肉に変更するだけです。
肉はキャットフードによく使われている鶏肉やささみ、豚肉や牛肉などを使用しましょう。
鶏ガラがあれば、それでも問題ありません。

(かつお節や小魚のスープ)
かつお節や小魚でだしを取り、スープだけをフードにかけます。
かつお節や小魚はミネラルが多い食材なので、スープに香りが出る程度の少量だけ使用しましょう。

トッピングを使った混ぜご飯レシピ

トッピングを手作りしてフードに混ぜる方法もあります。
トッピングはウェットフードを使うのが一番簡単ですが、ウェットフードを買い忘れた時など参考にしてみてください。

(ささみとかぼちゃのトッピング)
材料……ささみ1/2本、ゆでたかぼちゃ小さじ1

・作り方
1.ささみを鍋でゆでます。
2.火が通ったらささみを鍋からあげて、残りのゆで汁でかぼちゃを少量ゆでます。
3.2に火が通ったら、かぼちゃをボウルに入れて形がなくなるまでつぶします。
4.鍋からあげて冷ましたささみを細かく割くか、小さく切り分けます。
5.4に小さじ1杯のかぼちゃを混ぜて完成です。
フードのトッピングに使ってみましょう。

ふりかけを使ったレシピ

乾燥した食材を使ったふりかけは、調理する時間がない時のトッピングに重宝します。
ただし自宅で手作りしたふりかけは、乾燥品といえどもあまり日持ちはしません。
作る時はとりあえず使う分だけ、なるべく少量にとどめるようにしましょう。

材料……アジやイワシなど小さめな魚の骨、ささみ、薄切り肉など

・作り方
1.ささみは薄切りにするか、開いて麺棒で叩き薄くします。
2.オーブンを170~180度に予熱します。
3.天板にアルミホイルを敷き、魚の骨やささみ、薄切り肉などを載せます。
4.時々ひっくり返して様子を見ながら、10~20分程度加熱します。よく火が通り乾燥したものから取り出して冷ましましょう。
5.ミルサーで4を細かく粉砕したら、ふりかけの完成です。フードの香りづけに使いましょう。

ウェットフードを買い忘れた時に、手作りトッピングやスープの作り方を知っていると便利です。
長期的に手作りのものを与えるなら専門家のサポートが必要ですが、猫の食いつきが突然悪くなった時や、ウェットフードを買う余裕がなかった時など、ちょっとした時にはぜひ上記レシピを参考にしてみてください。
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