キャットフードの賞味期限

キャットフードも他の食品と同様に賞味期限が設定されています。
賞味期限とは、その食品を保存した場合に品質保持が十分可能な期限をあらわし、その食品がおいしく食べられる期限をあらわします。
食品に表示される期限には品質劣化の恐れがなく安全に食べられる期限をあらわす消費期限もありますが、キャットフードへの表記が義務付けられているのは「賞味期限」です。

一般的に賞味期限は消費期限よりも早い期限が設けられています。
(例:賞味期限は2年だが、消費期限は3年など)
賞味期限と消費期限とでは意味が異なるため、注意しましょう。

ペットフードの賞味期限はどうやって決めている?

ペットフードの賞味期限は、下記のいずれかの方法または結果を参照し定められています。
・製造会社もしくは外部機関での保存試験結果
・外部機関などで賞味期限設定のための試験結果
・同様の材料・製法を使用した製品との比較
・科学的・合理的根拠に基づいた方法

ペットフードに限らず全ての加工食品は、原材料に何を使用しているか、殺菌はどのように行っているか、包装をどのように行っているかで食品を保存できる期間が大きく変わってきます。
そのため上記のように科学的・合理的な判断基準に基づいて賞味期限を決める必要があります。

ちなみに輸入されたフードに関しては、輸入業者が国外の製造会社に上記科学的・合理的な判断基準によって期限が設定されているか確認したり、必要な試験を行ったりして国産品と同様基準の賞味期限を設定します。

賞味期限はどこを見ればわかる?

賞味期限は通常「年月」または「年月日」の順に表示されています。
輸入品は「月」が英語表記、また年月日の表し方が日本とは逆で「月年」「日月年」の順になっている場合があります。

通常、賞味期限表示は原産国名や成分表示が記載されている場所に並べて記載されていますが、輸入品の場合は表示枠外に記載されていることもあります。
その場合は「パッケージ○○部に記載」と書いてあるため、賞味期限表記をしっかり確認し期限がいつかを見落とさないようにしましょう。

キャットフードの賞味期限はどのくらい?

キャットフードの賞味期限は3年を超えない範囲で設定されています。
ドライフードやレトルトの場合は約1~2年、缶詰の場合は約3年の賞味期限を設定している商品をよく見かけます。
ただし製造から販売までに時間がかかる輸入品のキャットフードなどでは、それよりも早めの賞味期限(1年以内など)を設定しているところもあります。

開封後は1ヵ月以内を目安に使いきる

キャットフードのパッケージに記載されている賞味期限は、未開封の状態での賞味期限です。
そのため一旦フードを開封したら、なるべく早めに使いきることが大事です。

開封後はなるべく1ヵ月以内を目安に使い切り、密閉容器に入れて日光の当たるところと高温多湿な場所を避けて保管しましょう。

開封後はキャットフードの劣化が早いため1頭のみ飼育している場合など、キャットフードの減りが少ない場合はなるべく小分けされている商品を選ぶのがお勧めです。

安心して愛猫に与えられるフードを選ぶ上で、賞味期限は参考になる情報です。
ぜひフードを選ぶ時に、他の表示と合わせて賞味期限も確認してみましょう!
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